12月1日に行われたEl Solitario Vol.15に参加してきました。
知る人ぞ知るアングラ系イベントも遂に15回目という事でした。
しかも今回のゲストには菱本幸二氏ということで、イベントに参加してきました。
会場に着くや否や、YOSHIO氏に「このイベント来るの一年半ぶりだろ」と軽いジャブを頂く。
(前回は、笹久保伸氏がゲスト参戦された会に参加。)
スタジオの一室で行われるこのイベントは、出演者と観客との距離がほぼ零距離ということもあり、
容赦なく観客を巻き込む進行が面白い。
今回の進行は、YOSHIO氏が2曲演奏した後、菱本さんが6曲演奏。
その後またYOSHIO氏が2曲演奏し、即興対決の流れでした。
YOHSIO氏の演奏は全体的な印象としては、カドが取れて丸くなったなぁという印象。
演奏に対するアグレッシブな姿勢や、曲をロック的なアプローチで再構成する前衛的スタイルは変わらないのですが、
どこかで守りに入っているような印象も受けました。
選曲はアルゼンチンの曲を2曲、エクアドルとオリジナルを1曲ずつ。
今回のオリジナル曲は、旋律もかなり纏まって情景もイメージできる曲でした。
菱本さんの演奏は各種管楽器を用いて、バリエーションのある演奏を展開されていました。
直前にYOHSIO氏の演奏があった事も影響してか、普段以上にアグレッシブな演奏になっていました。
曲目ははオリジナルを中心にしつつも、ボリビア音楽に根ざした演奏。
最後にLlaqui RunaやCarreton Enamoradoといった有名曲を持ってくるあたりは流石。
即興対決では菱本さんが仕掛けるとYOSHIO氏が受けて立ち、逆にYOHSIO氏が仕掛けた時はいいようにあしらう。そんな感じで菱本さんが掌で転がしているような印象でした。
終盤はいい感じの曲想の2重奏となり、いろいろな面から楽しめる演奏だったように思います。
今回のイベントでは、2人の無伴奏演奏に於ける「リズム」の捉え方が全く違うという点が印象深く思いました。それだけで旋律の付け方や音質など色々な要素に影響を与えているのではと改めて感じました。
この点は今後の演奏活動の際の参考にしたいと思います。
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