Infomation

2011/06/29

ライブ感想 -東大民音 第25回定期演奏会-

自分の出身サークルの定期演奏会に行ってまいりました。
実は客としてこの定期演奏会を聴くのは初めての経験です。


会場は品川区荏原文化センター。客席の数も良い感じのホールでした。
観客の数は推して知るべしといった感じでしょうか。大体例年通りくらいなのかな。

音響や照明は全て学生がやる(最近はどうか知りませんが、少なくとも音響は学生がやる)ので、その部分については深く突っ込まないようにしていきたいと思いますが、同じグループでも曲ごとにバランスが異なったりしていた部分や、ボンボの音量が極めて低かった点はちょっと・・・と思ってしまいました。

低音のリズム帯(ギター、ボンボ)の存在感がないと、音の厚みがほとんど無くなるんですよね。
あとは、マイクに楽器をぶつけすぎでしたね。ちょっともったいないと思いました。


以下は演奏の感想です。

まずは1年生を纏めて。
1年生は全部で3グループ。近年は3グループ作れるくらい新入生が入ってきているようで、まだまだ民音は続いていきそうですね。
1年生にしては十分すぎる演奏をしたグループや、緊張からかほろ苦い演奏になってしまったグループまでありました。これからの活躍が楽しみですね。

続いて2年生以上のグループの感想。このあたりからいつも通り細かく書いていきたいと思います。

オープニング

もはや定番のコンドルは飛んでいく。
街頭演奏などでもよく演奏する定番曲ですが、ちょっと練習が足りてないのかなとも思いました。
特に2部から3部へ移行する部分のテンポはあまり良くないかなと。

あとオープニングにしては衣装がちょっと味気ないように思いました。全体的に言えることですが。
せめてチャレコやポンチョを着るとかして見た目的な雰囲気を出して欲しかったかな。

続いて個々のグループの感想

Vendaval

1曲目はボンサンにチャレンジしていたようですが、慣れていないのかどちらも疎かになっているようでした。自分も出来ないので偉そうに言えませんが。
しかし出来る人も多くは無いので、スキルとして身に着けておくと色々と広がるかもしれませんね。

2曲目のケーナは伸ばす音のピッチが少々低くて残念。

3曲目は勢いのある演奏だった。ギターはもう少しストロークの仕方を研究したほうが良いかなと。
重箱の隅をつつく様な指摘ではあるが、ケーナの音が一音だけ違っていた部分に違和感を感じてしまいました。

Fruto

1曲目はSさんのボーカルは非常に魅力的であったが、他のコーラスなどは要練習。
カポラルとしてのグルーヴ感はイマイチだった。ケーナのK君は以前聞いたときより上達していましたね。

2曲目は照明が・・・。暗転でスポットオンリーというすごい照明での演奏でした。
せめて演奏者全員の顔を見せるようにしようよ。せっかくの晴れ舞台で顔が見えないとか。
演奏ではケーナの2重奏が聞けましたが、ピッチがあっておらず、ものすごく不協和音に聞こえました。

Florido
1曲目のMorenadaは後半に変化をつけられれば良かったのではないかなと。
最近の流行で言えば、加速するとか。

2曲目はLaikasのSayandoとなかなかマニアックな曲目。サンポーニャのK君は良い音出していた。
ケーナはフレーズの終わり際にもう少し余裕が欲しかったなぁと。

最後は自分のグループでもよく演奏するAmericas。O君の歌う姿がとてもかっこよかった。
部長のM君はケーナ吹いている最中に咽たかなんかしたようで、大変辛そうであったが大丈夫だったのだろうか?

----

3年生以上のグループはやはり、皆上手かったです。
Qhararary
1曲目、挑発的なシェーカーの振り方がととても印象的でした。安定感は抜群。

3曲目のAmerindiaは全員でのコーラスが圧巻で素晴しいかった。相対して前半の数人のコーラスは音程が不安定だったのが惜しい。

Charca Nativa
1曲目コンドルの旋回のイントロのボンボはすごかった。あの叩き方できる人はそう多くはないと思います。
2曲目のLejaniasは彼ら独自の演奏だったように思いました。一つ一つ作りこんできたなと。
3曲目Tobas Boliviaは最高でした。グルーヴ感がまさにTobaのそれで、久しぶりにまともなTobaを聞いたようにおもいます。ギターのストロークは4日前に変えたといっていたけど、短期間でよくモノに出来たなぁと。

個人的にTobaは演奏するのは難しい、というよりは雰囲気出すのが難しいリズムだと思っていますので、素直に感心してしまいました。

リーダーI氏のボーカルマイクが不運にも外れていくというアクシデントがありましたが、動じずに地声張り上げて歌い上げたのにも感心しました。マイク通すよりも音量出ていたのではないかと思わせるくらいの声量でした。

どの曲もまとまりのある演奏でよかったです。

Wayna Wayra
4年生の演奏は圧巻の一言。あまりに良かったので、メモを取っていませんでした。
管の編成としてはケーナ1に対してサンポーニャ3~4と、非常に厚みのある編成。

1曲目はAltulas de Machu Pichu。イントロのサンポーニャのエフェクトの掛かり具合に少々吹いてしまい間したが、雰囲気がとても出ていました。
2曲目はJach'a Mallku。うって変わって激しい選曲。自分の予想以上に速いテンポで始まったもので、大丈夫なのかと思いつつ聞いていましたが、杞憂でした。
3曲目はWaritay。B君の歌い方がエロかった(褒め言葉)。

0 件のコメント: