ボリビアで演奏される舞曲のうち、曲構成の決まっている6/8系の曲の構成を簡単に紹介します。
なお、6/8のリズムであるCarnavalitoについては特に決まった型が存在しないので、割愛しています。
◆Cueca(クエカ)
I-A-A-B-A
全体を2回繰り返します。
Bパートはquimba。A,Bパートとも12小節が基本。
イントロとアオラ(最後のAパート)でパルマ(手拍子)を入れるのが通例。
◆Bailecito(バイレシート)
I-A-A-B-A
全体を3回繰り返すが、それぞれ違う曲をつなげることが多い。
Bパートはquimba。A,Bパートとも8小節が基本。
Cuecaと同じく、イントロとアオラではパルマを入れる。
クエカとはパルマの入れ方が異なる。
◆Chacarera(チャカレラ)
A-B-A-B-A-B-B
全体を2回繰り返す。
A,B各8小節。Aパートと最後のBパートではパルマを入れるのが通例。
◆Gato(ガト)
I-A-A-A-B-A-B-A
全体を2回繰り返す。
Aは4小節、Bは8小節。
Chacareraと違い単純な構成ではないが、一回りの中で12小節を1単位として3回繰り返す構成となっている。
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