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2011/07/15

フォルクローレ研究 -6/8系舞曲の構成-

ボリビアで演奏される舞曲のうち、曲構成の決まっている6/8系の曲の構成を簡単に紹介します。
なお、6/8のリズムであるCarnavalitoについては特に決まった型が存在しないので、割愛しています。

◆Cueca(クエカ)
 I-A-A-B-A

 全体を2回繰り返します。
 Bパートはquimba。A,Bパートとも12小節が基本。

 イントロとアオラ(最後のAパート)でパルマ(手拍子)を入れるのが通例。

◆Bailecito(バイレシート)
 I-A-A-B-A

 全体を3回繰り返すが、それぞれ違う曲をつなげることが多い。
 Bパートはquimba。A,Bパートとも8小節が基本。

 Cuecaと同じく、イントロとアオラではパルマを入れる。
 クエカとはパルマの入れ方が異なる。
 
◆Chacarera(チャカレラ)
 A-B-A-B-A-B-B

 全体を2回繰り返す。
 A,B各8小節。Aパートと最後のBパートではパルマを入れるのが通例。
 
◆Gato(ガト)
 I-A-A-A-B-A-B-A

 全体を2回繰り返す。
 Aは4小節、Bは8小節。
 Chacareraと違い単純な構成ではないが、一回りの中で12小節を1単位として3回繰り返す構成となっている。

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